大月市観光協会 Otsuki Tourism Association
大月短期大学生が行く!大月のいいもの・いいことレポvol5




私たちは大月市の観光名所として有名である「甲斐の猿橋」を訪れました。

 

山梨県大月市にある「甲斐の猿橋」は「岩国の錦帯橋」、「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋の一つで国の名勝にも指定されています。

長さ30.9m、幅3.3m、高さ31mのその姿は、橋脚をまったく使わないとても珍しいつくりで、鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層のはね木によって支えられています。

この橋脚を使わない珍しい構造の起源は定かではないですが、推古天皇の時代(西暦600年頃)、百済からやってきた造園博士の志羅呼が橋の建設に苦労していた際、たくさんの猿が繋がりあって対岸へ渡っていく姿からヒントを得て、この橋をかけることに成功したと言われています。猿橋という名前の由来もこの伝説からつけられているそうです。聖護院道興の旅日記『廻国雑記』に猿橋の記述があり、500年前には確かに橋が存在していたことがわかっています。

現在の猿橋は昭和59年に、嘉永4年(1851)の資料をもとに忠実に復元された橋です。明治以降になると猿橋を挟んで次々に新しい橋が架かり、険しくも美しい渓谷とともに歴史ある橋を眺めることができます。

 

 ここからは実際に猿橋へいった様子をお伝えします。私たちは6月7月に猿橋を訪れました。6月は猿橋を川の方に下っていった先にある「アジサイ」を見に行きました。写真のように川に沿って約数十メートルにわたって様々な色のアジサイが咲き誇っており、そのさきにある「猿橋公園」の周りにも多くのアジサイが見ることが出来ました。6月の梅雨の時期ということもあり、地盤が緩んでいるところが数か所あったのでアジサイを見に行く際には十分足元に気を付けて訪ねていただきたいです。

 



 

 続いて7月に猿橋を訪ねた際の様子は、6月の梅雨の時期とは違い空には青空が広がっており写真のようにとても綺麗な猿橋の様子を収めることが出来ました。さらにきれいな川や青い木々も写ることで自然を感じられる写真を撮ることが出来ます。

 



 

 そして猿橋は休日になると「コスプレイヤーさん」が写真を撮りに訪れることが多いそうです。あいにく私たちが訪ねた日は平日だったということもあり、お見掛けすることはできませんでしたが、きれいな川、生い茂る木々、木漏れ日がとても綺麗なので夏から秋にかけて一番写真を撮る時期に適していると感じました。

 



 

 最後に猿橋までの行き方です。猿橋までは猿橋駅から徒歩や、バス。大月駅からバスで行くという様々な手段がありますが今回私たちは大月駅からバスで猿橋まで行くという方法で行きました。

 まず、大月駅を出て桔梗屋のある左方向に進みます。ちなみに桔梗屋の前にはこのように富士山が見えるスポットがあります。

 



 





 そのまま4番乗り場からバスに乗り猿橋に向います。休日と平日とではバスの本数がかなり違うため注意すべき点だと思います。

 



 

 猿橋のバス停は入り口の目の前にありますが、帰る際には本数が少ないため時間を確認してから行く必要があると思います。駐車場もありますが台数がかなり限られていました。

 






 

 猿橋周辺は階段が多く地盤が緩んでいるところが多いためスニーカーなどで行く方が歩きやすいと感じました。さらに階段が場所によっては段差が大きく斜めっている箇所もあるため手すりにつかまりよく足元を見ながら上り下りしなければ少し危ないと思いました。



 

 猿橋はとても自然に恵まれていて心が休まるような場所でした。川はとても澄んでおり底まで見えるほどきれいでした。猿橋周辺にはおいしい食べ物を売っているお店などもあるためぜひ多くの方々に猿橋を訪れていただきたいです。