大月市観光協会 Otsuki Tourism Association
大月短期大学生が行く!大月のいいもの・いいことレポvol.12
トゥルシーの由来
店主は元々アロマセラピーをしており、ハーブが好きで、そこで「トゥルシー」というバジルに出会いました。(ホーリーバジル(聖なるバジル)とも呼ばれ、インドでは女の子が生まれたときに庭に植える習慣があります。)

「トゥルシー」とはインドの言葉で、「比類なきもの、唯一無二なもの」ということを意味します。このことが店主の心に響いて、店の名前を「トゥルシー」としたそうです。










 

1・2パンの特徴

・卵は一切使用していない。

・酵母は、全部のパンにドライオーガニックレーズン酵母を使用。

・一部、小麦酵母(ルヴァン種)をブレンド。

・使用している材料は、北海道産小麦粉、オーガニック砂糖、オーガニックドライフルーツ、オーガニックナッツ、オーガニックチョコレートなど。一部のパンに、醗酵バター、無添加チーズ、国産無調整豆乳を使用。

・捏ねてから低温で発酵すること1~2日。その発酵完了後、焼き上げます。ゆっくりと時間をかけて、低温で発酵することにより、旨みと弾力が増し、パンがふんわり焼きあがります。

 

 

2.トゥルシーの魅力

 

2・1トゥルシーだけが持つ魅力

 店主によると、トゥルシーの魅力はアットホーム感があること、来たお客様が長居したくなるような空間、また行きたいなと思ってもらえる空間を提供していることだそうです。店主は「パンはお客さんと私をつなぐアイテム」という心の持ち方をしており、お客様に信頼や信用を提供しています。毎週丁寧にお客様と関わり、声がけをすることで、お客様と「お互いさま」という関係性を築き、助け合ってきました。

 









2.2店主の想い

 フランスのパン作りの恩師に「ブーランジェ(フランス語でパン職人)は生きものを扱う職業だ」と言われました。初めは動きもしないし見えもしない酵母を生きものだとは感じられませんでした。しかしパン屋を初めて3年たった頃、蓋を開けたときにガスを発生させてシュワシュワといったり、小麦粉と混ぜたときに膨らんだりしたとき、「生きている」と感じるようになりました。

酵母は、音や香りや味や見た目で教えてくれます。見えないもの、聞こえないものをいかに汲み取っていくか、それがおいしいパンを作るのに大切なことです。




酵母は焼かれ焼天(昇天)しますが、私たちの命の糧になっています。本当に美味しいパンとして送り出してあげないとかわいそうだと感じます。酵母の命をいただくからこそ、「心もおなかも満たすパン」を焼きます。

 

3.コメント

 材料にフェアトレードのものを使ったり、自分自身も楽しくパンを作ったりすることで、生産過程から誰も無理をしないパンを作りたいという話を聞きました。生産過程を聞いているときも、私がトゥルシーのパンを食べるときも心地よくて、心から「また食べたい」と思ったし、心が満たされるのを感じました。

 今回、私たちは実際に酵母を見させていただきました。その時、酵母は「生きている」と感じました。今までパンを生きものだと考えたことがありませんでしたが、これからは酵母の命をいただいていることを感じながら、心でパンを食べたいです。

 本レポートやホームページを見て、パンの裏側にある店主の想いを知ることで、何倍もトゥルシーのパンを楽しむことができます。店主さんによると、おすすめのパンはバケット、人気のパンはクロワッサンと食パンだそうです。素敵なパン屋さんなのでぜひ行ってみてください。








卵は一切使わず、ドライオーガニックレーズン酵母とこだわりの材料をゆっくりと時間をかけて発酵させて焼き上げるパン
お店の名前の如く…唯一無二の旨みと弾力が増したとっても美味しいパンです。
食べながら心が満たされ「また食べたい」と思った!とレポートに綴られています
学生さんのトゥルシー体験をご覧ください