2019.10.30
笹子追分人形芝居公演を見てきました。
第53回大月市文化祭
笹子追分人形芝居公演を大月市民会館で見てきました。
笹子追分人形は、甲州街道を行き交う昔の人達にとって、難所であった笹子の峠越え前に、宿場に泊まる旅人達を癒した歴史の深い人形芝居です。


ロビーでは大月の美味しいものも販売されていました。

笹子追分人形のポストカード(こちらは通年大月駅前の観光案内所でも販売しています)

笹子餅。人気の大月名物です。

これまでの活動も貼り出されていました。

先ずは三番叟で幕開けです。
さんば~ はじまり~ はじまり~
オーサイヤー オーサイヤ―
こーのところの喜びは よそにはやらじ とおもう
(なんとおめでたい おめでたい
この喜び!こんな喜びは他にはやらないで、ここに見に来た人と,踊るものだけで楽しもうじゃないか~
という意味の唄だそうです)

どっこいこら どっこいこら どっこいどっこいどっこいな
どっこい どっこい どっこいな!
ぴゅー ぴゅー ぴゅー えんま はっしゃー


そのあと初お披露目の演目「団子売」
生の太夫さん・三味線が入る本格的な公演ですが、無料で見ることが出来る貴重な機会です。団子売り夫婦の明るくコミカルな演目でした。生の太夫さんと三味線はとても迫力がありました。


最後の演目は「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」はすれ違いの恋のはなし。恋人をしたい泣き暮らし手いるうちに盲目となってしまった主人公「朝顔」そして恋人であった「阿曽次郎」それぞれの動きと、太夫さんと三味線が一体となり、いつの間にかお人形であることを忘れてしまうくらい。息を呑む迫力でした。




途中若い座員さんたちの紹介がありました。

そして最後に座員さん皆さんが並ばれました。
過去から今へと、歴史をつなげる事は並大抵の熱意ではできません。
現在それを支えている座員さんは全部で25人。皆さん仕事や学校の合間の練習を重ねており、今も脈々と引き継がれています。今回の舞台では3人の子供さんがデビューを果たしました。最年少は3歳!!!です。

終わった後はロビーでお客様のお見送りがありました。

年上から年下に伝えられていく…素敵な光景です。


若い担い手。応援していきたいですね。

次、追分人形を見ることが出来るのは11月9日の笹一酒造の新酒まつり、そして11月16日の真木アートクラフト市です。是非是非足を運んで鑑賞してみてはいかがでしょうか?
何もかも手作り、ボランティアで活動している皆さんを、ご支援宜しくお願い致します。
また座員さんも募集中!ご興味がある方は是非観光協会にお問い合わせください。0554-22-2942