2015.11.07
心のふるさと 浄照寺(2015.11.7)
浅利町遅能戸のある浄照寺は鎌倉時代の建治元年(1275年)
宗祖親鸞聖人の直弟子で関東六老僧の一人といわれた了海上人によって建立されました。
江戸時代(寛保3年)14世住職教応上人の時、寺基を現在の地である奥山遲能戸に移転しました。
本堂、庫裡等は全て当時のままの姿で残っている大変歴史深いお寺です。
江戸時代に建てられた高床式の本堂。
正面には親鸞聖人の銅像が立っています。
山間の静かな環境の中に佇む浄照寺の境内の様子
全てケヤキの木で建築されているという貴重な本堂に案内していただきました。
江戸時代に建設された本堂は当時のままの姿で今も残っています。
中に入ってその造りの素晴らしさにびっくりしました!!
市内にこんなに古き時代の立派なお寺があったことを初めて知りました\(◎o◎)/!
(まるで京都のお寺にでも、お邪魔しているかのような感覚でした)
高い天井に描かれた模様
絵具もない当時、この鮮やかな美しい色彩を何から用いているのだろう?
どんな加工がしてあるのだろう?驚きと感動で一杯になりました!
ケヤキ彫りのこちらの欄間は左甚五郎(江戸時代の有名な彫刻職人)作との事です。
全てが大変貴重な宝ものですね。
こちらの浄照寺では事前に連絡していただきご住職の都合のつく時には、本堂でお参りをさせていただけるそうです。
『心静かに仏様にお参りしましょう』と心優しく話して下さるご住職のご配慮に感謝する思いでした。
時にはこうしたお寺の静かな環境の中で自分自身と向き合う時間を持ち、充電出来るといいですよね・・。
そしてこちらの浄照寺の境内の参道の脇には一組の夫婦の亀石があり、仲良く参詣者を見守っています。
その昔は、亀石に触れると長生きができるとして、たくさんの参詣者が訪れたそうです。
250年以上も前の古き時代からこの地において人々の信仰の場としてある「中樹山 浄照寺」
皆さんの心のふるさととしてこれからも大切に守り継がれていきます。
お近くにお越しの際にはお立ち寄りになってみてはいかがですか?