2015.01.07
富士山柄のおみやげから見えること。(2015.1.7)
先日「ガイアの夜明け」というテレビ番組を見ていました。
「日本の雑貨を世界へ!」と題した番組では
京都で可愛らしい和雑貨を販売しているお店と
そこに目を輝かせて訪れる、外国のお客様が映し出されていました。
調べてみると仕掛けたのは社員の多くが20代~30代という京都の企業さん。
社長さん(40歳)は元々、和装履物を手掛ける老舗店の後継ぎだったけれど
和装業界に危機感を抱いて、新たな和装小物の事業を立ち上げ続けている方だそう。
こちらでは、商品の企画・デザインを担当し、製造は日本各地の職人たちに依頼していて
その多くは、伝統の織り技術や染めの技術を持っている方たちで・・・
そして!!!なんと!!!!!
そこに出てきた
あまりにも可愛らしい富士山柄のがまぐちが
大月で織られている!!!とのこと。
是非観光案内所でも販売したいと、連絡を取ってみる事にしました。
そして、商品が初めて観光案内所にやってきました(^^)
富士山の玄関口、富士急行線の始発駅にあたる大月は
沢山の外国のお客様もいらっしゃいます。
また富士山グッズをお求めになられるお客様が多く
喜んでいただけると思います♪♪
商品を見て、どんなふうにこの生地が織られているのか
見てみたくなり、大月で織っているというそのお宅に
お邪魔して見させていただきました。
ご夫婦そろって出迎えていただき
沢山の本当に可愛らしい生地たちと、
まさに富士山柄の生地を織っている所を見せていただきました。
お話をお聞きして、一つの柄の生地が出来上がるまでには
沢山の方たちの手を経ていることを知りました。
ジャガード織という方法で織られているこの生地は
機械の上にある紋紙(パンチカード)を用いて
カードのパターン通りの模様を織っていきます。
横糸に色糸を入れることによって絵柄になります。
ご覧の様に、どんな模様でも自由自在
150種類もある色の糸で、複雑な絵柄も織ることが出来ます。
この富士山の柄の生地は
1時間に50センチしか織ることが出来ないそうです。
昔は地区によってはほとんどの家で機(はた)を織っていたというくらい
大月は織物の盛んな街でしたが
今では10軒ほどを残すのみとなっているようです。
世界に誇れるメイドインジャパンの手業として
是非是非これからも、作り続けていってほしいと思いました。
また、ひろく多くの方たちにこの大月で
こんなに可愛らしく、素敵な織物が織られていることを
知っていただき、商品を手にしていただき
生産者を応援していただけたらと思いました(^^)
大月駅に降り立ったら、是非観光案内所にお立ち寄りください。
新商品も揃い、可愛いお土産が皆さんを待っています!!