
富士山と大月・都留の街並みを望む、秀麗富嶽十二景「九鬼山」。
標高970mの九鬼山(くきさん)は、秀麗富嶽十二景の十番山頂に選ばれている大月市南部の山です。
猿橋駅から神楽山、御前山、馬立山、札金峠を経て九鬼山を目指し、田野倉駅へ下る縦走コースでは、富士山だけでなく大月市街や都留市街の景色も楽しめます。
特におすすめなのが、山頂から少し下った場所にある「富士見平」と「天狗岩」。
山頂とはまた違った開放感のある眺望を楽しめます。

九鬼山から望む富士山
九鬼山の見どころ
① 富士見平から望む富士山
九鬼山山頂周辺は木々に囲まれていますが、都留市側へ少し下った「富士見平」からは雄大な富士山を望めます。
② 天狗岩からの絶景
富士見平からさらに少し下った「天狗岩」は、九鬼山を代表する展望スポット。大月・都留方面の山並みと街並みを一望できます。
③ 山から街を見下ろす景色
富士山だけでなく、大月市街や都留市街、周囲の山々を見渡せるのも九鬼山の魅力です。
④ 変化に富んだ縦走コース
神楽山、御前山、馬立山、札金峠、九鬼山とつなぐコースは、尾根歩き、急登、岩場、ガレ場など変化に富んでいます。
九鬼山 DATA
標高:970m
秀麗富嶽十二景:十番山頂
難易度:中級者向け
主な見どころ:富士山・天狗岩・富士見平・大月・都留方面の眺望
主な利用駅:JR中央本線「猿橋駅」/富士急行線「田野倉駅」
登山前に最新情報をご確認ください
倒木・落石・凍結・大雨などにより、登山道の状況が変わることがあります。
古い登山記録や地図だけを頼りにせず、出発前に最新の登山情報を確認してください。
富士山と大月・都留の景色
九鬼山では、富士山だけでなく、山あいに広がる大月・都留の街並みも楽しめます。

大月方面の景観
九鬼山随一の展望スポット「天狗岩」
九鬼山山頂から田野倉方面へ下り、富士見平を過ぎると「天狗岩」があります。
岩の上からは山々と街並みが大きく開け、現行の観光協会ページでも「景色が秀逸」と紹介されているおすすめスポットです。

天狗岩から望む山々と街並み

さらに下った場所から望む富士山と街並み
九鬼山山頂
九鬼山山頂は、周囲を木々に囲まれた比較的コンパクトな山頂です。
山頂そのものよりも、少し下った富士見平や天狗岩の方が眺望を楽しみやすいため、時間と体力に余裕があればぜひ立ち寄ってみてください。

九鬼山山頂
登山道の様子
猿橋駅から九鬼山へ向かうコースには、土の尾根道だけでなく、木の根や岩が露出した場所、急勾配、ガレ場などがあります。

九鬼山へ続く登山道
休憩ポイント「紺屋の休場」
札金峠方面から九鬼山へ向かう途中にある「紺屋の休場」は、少し開けた休憩しやすい場所です。
ここから九鬼山山頂にかけては、夏場に草が茂る場所や、岩・木の根が露出した急な登山道があります。

紺屋の休場
足元に注意したいガレ場
九鬼山周辺には、石や岩が多く足元の不安定な場所があります。
雨の後は特に滑りやすくなるため、登山靴を着用し、ゆっくり歩いてください。

岩が露出した登山道
猿橋駅から田野倉駅へ縦走
観光協会では、JR猿橋駅から神楽山・御前山・馬立山・札金峠・九鬼山を経て、富士急行線田野倉駅へ下る縦走コースを紹介しています。
コースの目安
猿橋駅南口
↓ 約15分
登山口
↓ 約1時間20分
神楽山分岐
↓ 約20分
御前山山頂
↓ 約25分
沢井沢ノ頭
↓ 約25分
馬立山~札金峠
↓ 約50分
分岐
↓ 約25分
紺屋の休場
↓ 約30分
九鬼山山頂
↓ 約3分
富士見平
↓ 約5分
天狗岩
↓ 約1時間
池の山入口
↓ 約15分
田野倉駅
所要時間:約5時間45分
所要時間は目安です。
休憩時間・天候・登山道の状況・体力によって変わります。
御前山山頂では特にご注意ください
御前山山頂は眺望の良い場所ですが、切り立った絶壁があります。
景色や写真撮影に夢中になって崖際へ近づきすぎないよう、十分注意してください。
登山地図・詳しいコース案内
大月市作成の九鬼山登山案内PDF
猿橋登山口から九鬼山までのルート、所要時間、登山道の特徴などを確認できます。
PDFの情報について
PDFは作成時点の登山道情報を掲載しています。
ルートや地図は参考にしつつ、倒木・通行規制・登山道状況などについては必ず最新情報もあわせてご確認ください。
秋は紅葉もおすすめ
九鬼山周辺では、例年11月上旬から下旬頃に紅葉を楽しめます。
秋の澄んだ空気の中で、紅葉と富士山を一緒に楽しめるのも九鬼山の魅力です。
安全に登山を楽しむために
登山前のチェック
・最新の登山道情報を確認する
・登山靴など山歩きに適した装備を用意する
・十分な飲み物を持参する
・急勾配・ガレ場では足元に注意する
・御前山の崖際には近づきすぎない
・冬季や雨の翌朝は凍結に注意する
・必要に応じてアイゼン等を準備する
・熊などの動物対策として鈴等を携行する
・時間と体力に余裕を持つ
九鬼山と「大月桃太郎伝説」
九鬼山の「九鬼」という名前は、鬼を思わせる地名として大月桃太郎伝説でも紹介されています。
百蔵山、犬目、鳥沢、猿橋、岩殿山など、大月周辺には桃太郎物語を思わせる地名や伝承が数多く残されています。
登山とあわせて、大月ならではの桃太郎伝説にも触れてみてください。
富士山、天狗岩、尾根歩き、そして変化に富んだ登山道。
じっくり山歩きを楽しみに「九鬼山」へ出かけてみませんか。

- ・山頂は気に覆われて周りの景色はあまり見えません。 山頂より都留市側へ少し下ると富士見平があります。ここで、富士山を望むことができます。
- ・分岐を過ぎ約25分歩くと、紺屋の休場に到着します。少し開けた気持ちの良い場所です。
- ・御前山山頂は切り立った絶壁です。富士山と東側の眺望がよく休憩場所としては最適ですが十分気をつけてください。
