
富士山と山並みを大きく望む、秀麗富嶽十二景「高畑山」。
標高982mの高畑山(たかはたやま)は、倉岳山とともに秀麗富嶽十二景の九番山頂に選ばれている山です。
山頂の南側は大きく開けており、御正体山、杓子山、三ツ峠山などの山並みの向こうに、雄大な富士山を望むことができます。
鳥沢駅から登山口へ歩いてアクセスでき、沢沿いの道、巨木、峠道、尾根歩きなど、変化に富んだ山歩きを楽しめます。
高畑山の見どころ
① 山頂から望む富士山
南西方向に富士山が大きくそびえ、その周囲に御正体山、杓子山、三ツ峠山などが連なる美しい景観を楽しめます。
② 沢沿いを歩く登山道
小篠登山口からは、しばらく沢沿いの道が続きます。小さな滝や巨木など、自然を間近に感じながら歩けるのが魅力です。
③ 「夫婦杉」と石仏
登山道には石仏や「夫婦杉」と呼ばれる大木があり、山歩きの途中で歴史や地域の文化を感じることができます。
④ 倉岳山との縦走
穴地峠を経由して倉岳山方面へ縦走することもできます。時間と体力に余裕を持って計画してください。
高畑山 DATA
標高:982m
秀麗富嶽十二景:九番山頂
難易度:初級者・中級者向け
主な見どころ:富士山・沢沿いの登山道・巨木・紅葉
最寄り駅:JR中央本線「鳥沢駅」
登山前に最新情報をご確認ください
高畑山では、沢沿い・渡渉箇所や急斜面など、天候によって状況が変わりやすい場所があります。
大雨や台風の後は登山道が荒れることがありますので、出発前に必ず最新情報をご確認ください。
大月市では、登山前の情報収集や十分な装備、無理のない計画を呼びかけています。
冬季は積雪・凍結への備えも必要です。
鳥沢駅から小篠登山口へ
高畑山の登山は、JR中央本線「鳥沢駅」を起点にすることができます。
鳥沢駅から小篠集落を通り、小篠貯水池を経て登山口へ向かいます。
所要時間の目安
鳥沢駅
↓ 約30分
小篠(鳥沢)登山口
登山口から約10分で「峠道文化の森入口」の標柱があり、さらに鉄骨の橋、砂防ダムへと進みます。
この区間は岩や石が多く、雨の後には水が流れることがありますので、足元に注意してください。
2つの登山ルート
登山口から約30分進むと石仏があり、ここでルートが分かれます。
① 穴地峠経由
小篠登山口から高畑山まで:約2時間25分
② 仙人小屋跡経由
小篠登山口から高畑山まで:約2時間
穴地峠経由
石仏の分岐から進むと、もうひとつの石仏を経て「夫婦杉」へ到着します。
この先は岩や石が露出し、沢を何度か渡る登山道になります。
川沿いには小さな滝や巨木などもあり、自然を楽しみながら歩ける区間です。
沢沿い・渡渉区間は特に注意してください。
雨の後は水量が増えたり、岩が滑りやすくなったりします。
大雨や台風の後は道が分かりにくくなる場合もあります。
石仏から穴地峠までは約1時間10分。
穴地峠から約10分で天神山に到着し、そこから約35分で高畑山山頂です。
仙人小屋跡経由
石仏の分岐から雑木林の中を進むルートです。
約50分歩くと桧林に入り、木のベンチがある「仙人小屋跡」へ到着します。
この場所には、昔仙人が住んでいたという言い伝えがあり、現在も登山道の途中にはその名残を感じさせる場所があります。
仙人小屋跡から先は、桧林の中の急勾配になります。
木の根が露出し、粘土質で非常に滑りやすい場所がありますので、特に雨の日や雨上がりは注意してください。
尾根へ出たあとも急坂や石の多い場所が続き、やがて高畑山山頂へ到着します。
高畑山山頂
山頂はそれほど広くなく、大月市の案内では10~20人程度の滞在が目安とされています。
北側は木々に囲まれていますが、南側は大きく開けています。
南西方向には富士山がそびえ、その手前に御正体山、杓子山、三ツ峠山などが連なる、秀麗富嶽十二景らしい景観を楽しめます。
秋の紅葉もおすすめ
高畑山周辺では、例年11月上旬から11月下旬頃に紅葉を楽しめます。
沢沿いの自然や山頂からの富士山とあわせて、秋ならではの山歩きを楽しめます。
登山地図・詳しいコース案内
大月市作成の高畑山登山案内PDF
鳥沢駅から登山口までの道、穴地峠経由・仙人小屋跡経由の2ルート、所要時間、注意ポイントなどを確認できます。
PDFの情報について
PDFは作成時点の登山道情報を掲載しています。
ルートや地図は参考にしつつ、倒木・沢の増水・登山道の荒れなど、最新の状況もあわせてご確認ください。
倉岳山とあわせた縦走も
高畑山と倉岳山は、ともに秀麗富嶽十二景の九番山頂です。
穴地峠を利用して両山をつなぐことができ、時間と体力に余裕のある方には縦走もおすすめです。
縦走すると行程が長くなります。
日没時刻や体力を考え、余裕のある登山計画を立ててください。
安全に登山を楽しむために
登山前のチェック
・最新の登山道情報を確認する
・登山靴など山歩きに適した装備を用意する
・十分な飲み物を持参する
・沢の増水・渡渉箇所に注意する
・岩や木の根が露出した場所では慎重に歩く
・雨の後は粘土質の道や岩が滑りやすいため注意する
・冬季は積雪・凍結に備える
・熊などの動物対策として鈴等を携行する
・時間と体力に余裕を持った計画を立てる
沢の音、巨木、峠道、そして山頂から望む富士山。
自然の変化を楽しみながら、「高畑山」を歩いてみませんか。

- ・山頂は、あまり広くなく10~20人ほどの滞在が可能です。
- ・山頂からの眺望は、南側以外は木が生い茂ってあまりよくありません。
- つづら折りを過ぎると桧林に到着します。この間夏場は草に覆われます。
桧林の中に木のベンチがあります。この場所が、昔、仙人が住んでいた小屋周辺になります。(現在では小屋はありません)休憩場所に使えます。
