大月市観光協会 Otsuki Tourism Association
銀杏・キウイ/有限会社コウエン
  • 約40年前から丹精込めて育てられてきたキウイの木

    約40年前から丹精込めて育てられてきたキウイの木

  • 小宮さんのキウイは、うぶ毛をとればそのまま丸かじりできてしまう

    小宮さんのキウイは、うぶ毛をとればそのまま丸かじりできてしまう

  • たわわに実った大月産のキウイ

    たわわに実った大月産のキウイ

  • 銀杏とキウイの栽培に取り組む小宮さんご夫妻

    銀杏とキウイの栽培に取り組む小宮さんご夫妻

  • 山の畑に5年前に植えた138本ものイチョウの木

    山の畑に5年前に植えた138本ものイチョウの木

  • イチョウの木の下に張られたネットで、完熟して落ちてくる実を受け止めます

    イチョウの木の下に張られたネットで、完熟して落ちてくる実を受け止めます

  • 落ちてきた銀杏の実

    落ちてきた銀杏の実

  • 岐阜の高級品種である藤九郎銀杏は大粒で食べ応えも十分

    岐阜の高級品種である藤九郎銀杏は大粒で食べ応えも十分

  • 約40年前から丹精込めて育てられてきたキウイの木
  • 小宮さんのキウイは、うぶ毛をとればそのまま丸かじりできてしまう
  • たわわに実った大月産のキウイ
  • 銀杏とキウイの栽培に取り組む小宮さんご夫妻
  • 山の畑に5年前に植えた138本ものイチョウの木
  • イチョウの木の下に張られたネットで、完熟して落ちてくる実を受け止めます
  • 落ちてきた銀杏の実
  • 岐阜の高級品種である藤九郎銀杏は大粒で食べ応えも十分
大月市の沢井地区。大きなスーパーマーケットや外食レストランなど多くのお店が立ち並ぶ賑やかな国道沿いを一歩入ると、四方を山々に囲まれた静かな集落が広がっています。
この地で500年以上の歴史をもつ名家の家系に生まれたのが、有限会社コウエンを経営する小宮広督さん。代々この地で農業や林業を営み、広大な土地と山林を守りながら、今も自然とともに暮らしています。

お父さんの思いを受け継ぐ「大月産のキウイ」

今からおよそ40年前、小宮さんのお父さんが仲間たちと「大月の名物をつくろう」という熱い思いで始めたのが、当時まだ珍しかったキウイフルーツづくりでした。苗木はニュージーランドから直接取り寄せたそうです。
高齢化や後継者不足などもあり、ほとんどの方が栽培をやめてしまった現在では、小宮さんお一人が今もキウイの栽培を続けています。

キウイは剪定や受粉など定期的な手入れが必要で、栽培に手間のかかるフルーツですが、小宮さんは消毒薬などを一切使わず有機たい肥だけで育てているため、皮ごと安心して食べられます。軽く洗ってうぶ毛を落とせば、そのまま丸かじりできるほどです。

「大月のキウイは他の地域に比べると成長の速度が遅いものの、味が濃くて美味しいと好評をいただいています。毎年必ず注文してくれるリピーターの方や、贈答用にお使いいただいている方も多いですね」(小宮さん)

キウイの収穫に最適な時期は11月の霜が一度降りた頃。家族や知人が集まり、1日で一気に収穫を終えます。
固いまま出荷しているので、5℃以下の冷暗所に置いておけば約半年の保存が可能だそう。食べる分はビニール袋にリンゴと一緒に入れて追熟させていただければ、食べ頃になって美味しく召し上がれます。

次なる挑戦は、岐阜からやってきた「藤九郎銀杏」

そしてキウイの次に小宮さんが取り組んだのが、銀杏(ぎんなん)栽培でした。現在の畑には植えてから5〜18年経つ木が約150本も育っていますが、そのうちの10本がようやく収穫できるようになりました。銀杏は実がつくまで10年から20年かかりますが、一度なれば70年も実をつけ続けるといわれ、栽培にもあまり手間がかからないため、人手不足や高齢化にも対応できる作物として期待されているそうです。

小宮さんが栽培しているのは、岐阜から取り寄せた大粒の高級品種「藤九郎(とうくろう)」。木の上で完熟させ、自然に落下した実をネットで受け止めます。果肉や葉は手作りの高圧洗浄機で丁寧に洗い流します。
「足で踏んづけたりしなければ、そんなに臭くないんですよ」と笑う小宮さん。

調理法としては封筒などに入れて電子レンジで加熱する方法が一般的ですが、他にもオリーブオイルで素揚げしたり、炊き込みご飯にするのもおすすめだそう。殻をむいて冷凍すれば、1年近くもおいしさを保てるそうです。

2025年は例年以上に豊作だったこともあり、ようやく十分な収穫量が確保できるようになってきたため、新たに大月市観光協会での販売もスタートしました。
店頭には毎年11月くらいから並ぶ予定ですので、ぜひ大月産ならではの味をお楽しみください。