大月市観光協会 Otsuki Tourism Association
小金沢シオジの森

雁ヶ腹摺山の登山口のゲートの先には、山梨県森林文化の森として指定されている『小金沢シオジの森』があります。シオジの天然林としては日本一とも云える天然林の森へ  今回は『シオジ森の学校』の花暦作成の為、調査に同行させていただきました。 

 

 

 

ゲートから先の道は関係者以外の車両は入ることが出来ません。 

 

 

 

シオジの森の学校では、シオジの植樹活動に取り組んでいます。 3年・5年生の苗木の様子です。 

 

 

 

小さいものは3年もの。シカ害などによりここまで生育させるのはとても大変だそうです。 

 

 

 

ノコギリソウ

  

 

アサギマダラ(蝶)

  

ヤマアジサイ

  

 

駐車場までの道中にも様々な出会いがありました。

 

  

駐車場

  

 

小金沢シオジの森入口 シオジとは沢沿いに自生する日本特有の落葉高木です。 

 

 

 

写真中央付近の褐色の部分が実です。

 

  

その実が落ちて発芽したシオジの赤ちゃん 

 

 

天然のシオジが沢山自生し森となっていることは 豊かな自然環境の証であることを知らされました。 

 

 

根の大きさからも巨木がうかがえるかと思います(^^)

  

水と光を一杯吸収してグングン・・高く高く育ったシオジの木。 

 

 

この分岐より先、天然林と北側にはカラマツの人工林が広がります。 

 

 

 

木々の間から太陽の光が森の中に差し込みます・・。

 

  

登山道は木の階段で整備されすぐ脇は動物たちのけもの道がいっぱい。 

 

 

この森には沢山の動物たちが住んでいます。 このブナの木はクマの爪痕!! 

 

 

クマに噛まれた道標

  

鹿の糞もあちこちで見られます。

 

  

鹿による食害

  

高くそびえる木の左中央の穴はムササビの巣だそうです。 絶えず鳥たちの囀りが聞え・・どっぷり自然の中にいる事を実感しました。

  

 

 

山の上から砕かれた岩が川の様に帯になっていた箇所。 何億年も前は海の底であったという地球の歴史を物語っている場所・・。 

 

 

 

 

 

 

 

自生する植物

  

分岐地点に設置してある道標。 長沢分岐より沢沿い一帯がシオジの自生地帯 

 

 

 

 

この時期は、一年中で最も苔が美しい季節です。

大月にこんなに素敵な場所があったのだ!! 他の何処にも負けない・・ここはジブリの世界!! 

 

 

手つかずのままの自然の姿・森の神秘・・ もののけ姫が出てきそうな光景 

 

 

 

 

 

 

おそらく日本で一番大きいとされるシオジの木 木周りは大人3人でやっとこ・・樹齢二百数十年?

ここ木の高さは30m以上、それは丁度猿橋の川から橋の高さと同じ位だそうです。 

 

沢沿いに生育するシオジの幹は、柔らかい感じがしました。

  

森のあちこちで鳥たちが囀り♪♪

  

天然のカエデやブナなど多くの落葉樹の森 四季折々で森の様子は一変していくのでしょう。

これから秋にはまた素敵な景色に出会えることでしょう(*^^)v 

 

 

 

この美しい森は、『全国水源の森100選』とされています。大月市のきれいな空気と美味しい水の源は、この豊かな森からの恵みであること ・・。日常生活の中でとかく忘れがちな大切なことを改めて感じました。この自然を地球規模の財産としてずっと大切に残したい・・。『シオジの森の学校』では自然に親しみ、森を大切にする取り組みを行っています。10名ほどの人数が揃えば、ネイチャーガイドさんと一緒に森の散策も可能だそうです。詳しくは『シオジの森の学校』事務局までお問い合わせ下さい。自然に触れそこに暮らす動物や植物の生態系を感じ 私たち人間も自然の一部であるということが強く印象に残りました。大変貴重な体験をさせていただき 自然を守っていくことの大切さをより強く感じた一日となりました。山梨県のシオジの森のページはこちら

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