秋深し・・山も里も美しい紅葉に彩られる中、今週月曜日(11月6日)に甲州街道笹子峠へと歩いてきました!! 雲一つない青空の下、先人たちが歩いて超えたという笹子峠を目指し 県道212号線新田入口を出発です!!
バス停終点の「新田」の一つ手前「新田下」より甲州古道となります
これより沢沿いの比較的道幅も広い自然遊歩道
谷川のせせらぎを聞きながら森の中を歩くこと(新田下バス停から)およそ20分
幟旗を目印に県道に合流します
県道212号線沿いは紅葉の最盛期で こんなに綺麗な紅葉風景が楽しめました
この道標から再び自然遊歩道に入ります
落ち葉が積もったふかふかの道・・ 古い趣のある木橋・・
清らかな新田沢の清流
国土地理院 一等水準点目印あり
少し行くと明治天皇が巡行の際立ち寄られた記念の「明治天皇御野立跡」碑 近くには三軒茶屋跡も残っています。
落ち葉に囲まれた庚申塔
巡る季節の中で、古き時代の歴史を知る事となりました
これぞ山歩きの最高の幸せとも感じられる瞬間・・ 清流に心癒され、落ち葉を踏みしめながら紅葉樹に囲まれた山歩き
ここを登ると樹齢千年を超える『矢立の杉』となります
遥か昔の平安時代からこの地に根をおろし 戦国時代には笹子峠を通って合戦に赴く武士たちが必勝を祈願してこの杉に矢を放った ことがその名の由来と云われています。
矢立の杉は、杉良太郎さんの歌にも唄われ、毎年年次大祭も行われています。
矢立の杉入口には、この自然遊歩道の地図もきちんとありますね。
ここより県道を登って進みます
左手デートのこのカーブを曲がればその先が
笹子隧道到着!! 全長240m・国登録有形文化財 美しいトンネルポータルのデザインが特徴とされています。
紅葉が眩しい隧道一帯 ここは笹子雁ヶ腹摺山登山口でもあります。 笹子峠は笹子隧道の上、この山道の先となります。
急な山道を10分ほど登ると笹子峠となります。 ここが甲州街道最大の難所と呼ばれた峠(標高1096m)
峠を越え山道を下ると
大和村側トンネル入り口に到着です。 大和側のトンネルの色は白一色となっています。
県道わきのこの道標が甲州古道の印となります。
峠道を下り降りれば県道合流地点となり
甲州市駒飼宿と呼ばれる大和村集落に到着しました。 甲州街道の中間地点にある笹子峠は その昔多くの旅人たちが、歩いて超えたという難所でした。 時を超えた現在も、そのロマンを求めて多くの人々が甲州街道歩きを楽しまれています。 自然遊歩道として残っている甲州古道には、美しい物語がありました。 大自然の恵みと歴史ロマンに触れ、心癒された体験となり 四季折々の笹子峠の自然遊歩道をまた歩いてみたい・・ そんな気持ちが湧いてくる素敵な散策となりました。