歌川広重の、猿橋が月に浮かぶ浮世絵 『甲陽猿橋之図』にちなんで、猿橋で満月を鑑賞しようと 始められた「橋上の月」も今回で15回目。 良いお天気に恵まれて、新緑の中大勢の人で賑わいました。 午後4時、紅富士太鼓の演奏が 始まりを告げる呼び出し太鼓として、渓谷に響き渡りました。 勇壮な姿で、人々を魅了します。
大月図書館の館長で、大月出身の絵本作家仁科幸子さんの作品を 猿橋幼稚園の先生方が朗読
そして地元演奏家グループのアンサンブル・グーフォの皆さんの リコーダーの演奏。木々の緑にマッチして爽やか♪
続いて山梨県指定無形民俗文化財の笹子追分人形。 人形浄瑠璃「三番叟」の上演 橋の上からはじまりはじまり~~
笹子が宿場町だったころ、街道一番の難所である峠で 宿を取り、そこで旅の疲れを癒し鋭気を養うために 人形芝居を楽しんだと言われています。
人形遣いの方々の息があった瞬間に、人形に命が吹きこまれます。
琴を弾く姿は、しなやかで人形であるのを忘れてしまいそうでした。
地元演奏家・ジョイフルジョーカーズによるピアノとサックスの演奏に 素晴らしい歌声。ジャズピアノと歌の方は、親子さん。 橋の風景をバックに、素晴らしいものを見せていただきました。
その後、県立都留高等学校書道部の皆さんの 書道パフォーマンス。 若さあふれるみずみずしいパフォーマンスでした。
毎年見どころでもある猿橋小学校、琴クラブの生徒さんと 応援の猿橋中学校の生徒さんによる「花は咲く」の演奏。 清らかな音色が清流の上でなお一層美しい。 浴衣姿もあでやかで、多くの方々がシャッターを切っていました。
練習で鍛えられた美しく誠実でパワフルな歌声は猿橋中学校音楽クラブの皆さん。
見せ場の矢渡し。橋の南側の舞台から、橋の向こうに置かれた的をめがけて 矢を放ちます。 35mにわたる矢渡しは年に一度の恒例行事。 高校の弓道部の学生さんによるパフォーマンスは、迫力があり見ている方にも力が入ります。
的に当たるたび歓声が上がります。 猿橋周辺ではこの後6月にはあじさい祭り(6/26) 7月には17日に神輿が橋の上を練り歩く 山王宮の祭りが行われます。 (昨年の様子は右のリンクから) 風情のある、素晴らしいお祭りです。 こちらもお楽しみに!!